ハタチからみるべき薬剤師的医療情報局

個人薬剤師の個人ブログ

薬局は儲けすぎ?

こんにちは。

今日は薬剤師の仕事がもうけすぎかどうかの問題についてお話ししたいと思います。よろしくお願いします。

もうけすぎだよ薬局

biz-journal.jp

 

100円の目薬を買うのに、棚から出したり説明したりしてもらうだけで1100円の手数料がかかる――「そんなバカな」と思うかもしれないが、これが調剤薬局で行われていることの一例だ。

 

冒頭はこのような書き出しで始まります。

確かにこの記事にも書かれている通り大手チェーンでは制度を悪用した調剤報酬の不正請求が相次ぐ問題がすごく問題になっています。

儲けすぎと言われながら保険診療で拡大を続けてきた薬局ビジネスは大きな転換期を迎える、そう言われても仕方がないのかもしれません。

 

ただしこの記事には何箇所か問題があると感じます。

 

確かに目薬ひとつを出すのにも店から出す作業だけに目が行くとお金の取りすぎのように思うかもしれませんが、薬局はある程度の点数を算定するのにそれなりの基準をクリアしている必要があります。


棚から出すの一言で業務を片付けてしまうと薄利多売に拍車をかけてしまう、安全性の欠如につながるのではないかと感じます。

 

ある程度の薬を備蓄する必要もありますし薬の相互作用について確認する必要もあります。これらの問題をすべてクリアして初めて棚から出すだけでいいという考えになっていただきたいです。

 

AIの時代が来る?

 

このような話をしていると何は AI に取って代わることができるのではないかという人がいます

 

しかし個人的に薬局で仕事をしていると感じることは AI というものが果たして薬剤師の仕事と大きく取って代わることができるのかと感じます

 

機械的に薬の選択を あり か なし かで確認するのはとても困難です。

薬によっては禁忌だが薬を処方することもあるし、また適用外といった本来の目的とは違う使い方をする医者もいらっしゃいます。

 

これを考えると決められた規則に従ってしか行動できない AI にはやはり限度があるのではないかと感じます。

 

薬剤師楽しすぎ問題

薬剤師の評価がとても悪く感じられているのは事実です

 

しかし仕事をしていて薬剤師の向上心、患者への貢献力に疑問があることも確かです。

 

それではこの記事に書いてある問題について考えていきましょう

 

私事だが、先日、結膜炎で近所の眼科診療所に行った。基本的な治療手段は炎症を抑える目薬を使うことしかない。投薬に関する費用だが、

 

病院内で薬を購入する院内処方だったため、調剤料6点、処方料42点、薬剤費34点(先発薬)の計82点だった。

 

病院と薬局合わせて202点

内訳 病院の診察にかかったお金 120点 院内処方 82点

 

調剤技術料73点、薬学管理料38点、薬剤料23点(後発薬2つ)で、病院と薬局を合わせて202点

 

このような記載があります。

 

値段については確かに院内処方に部があると思います。

しかしこの記事はあまりにも極端な例ではないでしょうか

内院外それぞれにメリットデメリットがあります

 

その中で院外薬局のデメリットについてこの値段1点のみを取りが取り上げるというのは大変危険なことのように感じます

 

2025年には高齢者がものすごく増加する2025年問題があることは皆さんもご存知だと思います

 

この問題に差し掛かる前に本来院外薬局のメリットである安全性の担保ということを捨ててしまうのは早計な判断ではないでしょうか

院内のメリット、デメリット

メリット

院内でもらえるため病院で診察が終わってから移動する必要がない

お金が安価

 

デメリット

薬を在庫している種類が少ないそのため選択肢のある医療ができない

安全性のチェックの件などで起こっている

薬局側で薬の内容を確認するダブルチェック機能を果たすことができない

もらえるのにすごく時間がかかる可能性がある(これは混んでいる院外薬局に行っても同じことかもしれませんが意図的に空いている薬局を選ぶことは患者側で可能ですので院内のデメリットの方に記載させていただきました)



病院で薬をもらえた方が移動もないし楽だよねと思うかもしれません。

しかし院外処方が現時点で一般的になっているのは過去の教訓を得ての背景もあります

 

薬の使いすぎについて歯止めをかけるためでした

 

昔は病院の決めた薬を患者が飲むというチェック機能がない状態で薬が渡されていました

 

そのためたくさんの薬を患者に処方されることも多くありました

 

これは病院側が処方する権利と調剤する権利両方持ち合わせていたため薬は出せば出すほど病院側が大きな利益を手に入れるという構造でした

 

こういった病院側の利益追求が問題となり医薬分業は促進されていった背景があります

 

最後にまとめ

 

やはり医療行為をするものの意見としては医薬分業を困る促進してきているのもあります

また薬という失敗したら取り返しのつかないものについてお金ばかりに目を向けて安全性を犠牲にしていると言う現代の風潮はとても看過できるものではありません

 

しかし院内処方が楽だと思う彼の気持ちも分からなくもありません

 

安全性を保ちつつ薬を使用するには院外処方が必要だという認識を世の中の人に守ってもらう必要があります

 

そのためにももっともっと薬剤師が声をあげて各々のしている仕事をオープンに主張できればいいかと感じます。