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個人薬剤師の個人ブログ

薬局の今後はどうなっていく?現在の問題点やこれからの変化について解説

そもそも薬局とは?ドラッグストアとはどう違うのか?

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薬局という言葉を聞くと

 

病院の処方箋を持っていって薬をもらう場所をイメージする人もいれば

 

食品なども売っているドラッグストアのような場所をイメージする人もいます。

 

正確にはどちらも薬局ではあるのですが

 

さらに詳しく分類すると3つのグループに分けることが出来ます。

 

1つ目

病院などの医療機関でもらえる処方箋の内容に従って薬を調合し、その薬を保険を適応した上で購入することが出来る「保険薬局」というもの。

2つ目

市販されているような医薬品を店舗で取り扱う「店舗販売業」に属するもの。

 

3つ目

医薬品を箱に詰め、各家庭に配り、使用した分だけお金を払うという「配置販売業」に属するものです。

 

 

 

このように薬局というのは3つのグループに分けることができるのです。

 

そこで次に

それぞれのグループの薬局が抱えている問題点や今後の変化などについて解説をしていきたいと思います。

 

 保険薬局の抱える問題点と今後について

それではまず保険薬局の抱える問題点についてですが、このタイプの薬局には現状2つの問題があると考えられます。

 

1つは保険薬局の数が増加し過ぎているという問題点です。

 

現在の薬局の数は町中のいたるところにあるコンビニの54,000店舗を超える58,000店舗あります。

 

現状では数を増やしても利益を上げられていることが多いのですが

 

将来的にはこの数が増えすぎているのが1つの問題なる可能性が高いと考えられます。

 

 

もう1つは薬局がもうけすぎているという風潮です。

 

保険薬局全体での医療費があまりにも高くなりすぎているという考えの人は多いのではないでしょうか

 

日本調剤の社長の役員報酬が薬8億円という話では

 

医師会などから大きくバッシングがありましたね

 

調剤報酬(薬の調剤に必要な費用)は2018年4月で改定されようとしており、調剤報酬と薬価は微減といったところでしょうか。

しかし今後もこの風潮が続くと更なる減収が予想されます。

 

現場の薬剤師にしわ寄せが来ないよう、お金の使い道は正しくしてもらいたいですね。

 

 

店舗販売業に属する薬局の抱える問題点と今後について

では次に店舗販売業に属する薬局の問題点についてですが

 

このタイプの薬局にも2つの問題があります。

 

1つ目

 

問題は店舗数が飽和状態になりつつある、ということです。

 

先程の保険薬局の場合には店舗の数が増えていても現状では十分な利益を出せていることが多いのですが

 

こちらの店舗販売業に属する薬局に関しては店舗が増えてきたことで現在既に利益の成長が止まりつつあるのです。

 

現在はドラッグストアと調剤薬局の併設型が増えており何とか利益を得ようといろいろな試みがされています。

 

2つ目

インターネット販売の規制緩和による売上の低下という問題です。

 

実は日本では既に「日本再興戦略」の一環でこれまで禁止していた市販用の医薬品のインターネット販売を解禁しています。

 

このインターネット販売が出来るようになったことで

 

わざわざ店舗型の薬局に行かずとも薬が購入出来るようになったことで、店舗販売業に属する薬局の売上に影響が出ているのです。

 

 

そんな問題を抱えている店舗販売業に属する薬局の今後についてですが

 

ここまで解説してきましたように現状では店舗の数が増えたことで飽和状態なり

 

かつインターネット販売による影響もあるため、それらに対応していかなければ生きていけないと考えられます。

 

実際、既にコンビニとの合同店舗のオープンなど新しい戦略に取り組んでいる薬局もありますので

 

今後はこのように新しい価値を生み出すための生き残り戦略に取り組むような薬局が増えていくことでしょう。

 

配置販売業に属する薬局の抱える問題点と今後について

残る配置販売業に属する薬局の抱える問題点はなんと言っても

 

その販売形態だけでは既に十分な売上を上げづらくなっているということです。

 

なぜ売上が上げづらくなっているのかというと

 

ここまでご紹介してきましたように既に日本では保険薬局がコンビニよりも多くあり

 

店舗型も飽和状態になるほど数が多く存在し

 

さらにはインターネットでの薬品の購入も出来るので

 

わざわざ置き薬というような形で薬を買う意味がなくなってきているからです。

 

そのため配置販売業に属する薬局の今後については

 

完全に新しい形に変化していくと考えられます。

 

なぜなら新しい形に変化しなければそもそもこの業界で生き残っていけないからです。

 

例えば、既に幾つかの配置販売業に属する薬局は医薬品ではなく

 

通販でサプリメントを販売するように完全にその方向性を変えているところがありますが

 

このように配置販売業のタイプの薬局は

 

今後生き残っていくためにも大きな方向転換を行っていく必要があると言えるでしょう。