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廃用症候群が怖い。。。。さっとまとめてみました!

廃用症候群

 

廃用症候群とは

 

病気やケガなどの治療などによる身体を動かせない状態や長期間の安静状態により、身体能力の大幅な低下や精神状態に悪影響をもたらす症状です。

 

特に高齢者は体力や筋力が落ち活動性が低下してしまい病気やケガが起きやすく寝たきり状態が長期化してしまいます。

 

高齢者の場合、安静の状態で筋肉の活動性がなくなると一週間で10%前後の筋力低下や萎縮が見られます。

 

そのため、気がついた時には「起きられない」「歩くことができない」という状態になってしまうため廃用症候群の進行が速く顕著に現れます。

 

それだけでなく廃用症候群による症候は筋骨格系、臓器系、精神神経系などさまざまな症候の種類があり、

 

廃用症候群が更にそれらの症候を増幅させてしまう悪循環になってしまいます。

 

 

廃用症候群による症候の種類

 

  • 筋萎縮:筋肉が細くなり、全体の筋肉量が減少する 

 

  • 関節拘縮:関節周囲組織の器質的変化により、関節可動域が制限された状態になり動きが悪くなる。
  • 骨萎縮:骨量が減少します。いわゆる骨粗しょう症です。

 

  • 心機能低下:血液を循環させるポンプ機能が低下し酸素と栄養を体内に運ぶことができなくなる。 

 

  • 起立性低血圧:立ち上がった際にめまい、ふらつき、失神がおきます。

 

  • 血栓塞栓症:肺動脈に血液の塊(血栓)が詰まる病気です。

 

  • うつ状態:気分が落ち込み意欲や関心が喪失し考えが後ろ向きになり精神的エネルギーが低下した状態です。

 

  • せん妄:幻視や妄想、大声を出しそわそわと動き回り暴力など振るうなどの興奮状態、最近の出来事を忘れ、どこにいるのかが分からなくなったり会話が噛み合わなくなるなどの認知症のような症状、意識の混濁。 

 

  • 見当識障害:自分が置かれている状況の認識ができなくなる(今日は何月何日か、目の前の人はだれか、自分がいる場所がどこかなど) 

 

  • 圧迫性末梢神経障害:神経に持続的な圧迫が加わることで起こる神経障害で、手足の痺れや感覚が鈍くなるなどの感覚障害を起こす。

 

  • 逆流性食道炎:胃の中のものや酸性度の高い胃酸が胃から食道に逆戻りして起きる病気です。

 

  • 尿路結石:腎臓から尿管・膀胱・尿道に至る尿の通り路(これを尿路といいます)に結石が存在する病気です。

 

  • 尿路感染症:腎臓、尿管、膀胱、尿道に尿が辿る尿路に細菌が感染し、炎症が起こるものを「尿路感染症」といいます。

 

  • 褥瘡:寝たきりによる体重圧迫で血流が悪くなり、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。「床ずれ」ともいわれています。