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個人薬剤師の個人ブログ

産婦人科の医療が危機的状況!?~知らないじゃ済まされない産婦人科の実態~

 はじめに

現在、皆さんは子供についてのことは小児科に

 

子供が生まれる前

 

身籠った状態では産婦人科に

 

といったように

 

自身が望む医療を受けることができていると思います。

 

しかし

 

そんな当たり前に考えている状態は

 

刻一刻と悪くなっているのはご存知でしょうか?

 

日本の産婦人科医療の水準

日本の周産期医療は世界的に高水準です。

 

日本ほど安全に出産までの過程を進むことができる国はそうありません

 

2013年10万人当たりの妊産婦死亡率はわずか5人

 

先進国の中でもトップクラスです。

 

ヨーロッパで13人

 

アジア圏は125人

 

アメリカで21人

 

 

この数字からもいかに日本の環境が整っているかがわかります。

 

産婦人科 産科の病院数

しかしこの日本の周産期医療を支える産婦人科医に問題が浮上しています。

それは産婦人科医の減少問題です。

 

全国9,702人の産科医の年齢(今年3月末時点)や、昨年の出産件数などを調べた。人口10万人当たりの産科医数は、茨城が4.8人で最も少なく、最も多い東京と沖縄の11.1人と倍以上の開きがあった。

また調査では、35歳未満の割合、産科医1人当たりの出産件数など6項目で全体的な状況を見た。福島、千葉、岐阜、和歌山、広島、山口、香川、熊本、大分の9県は6項目全てが全国平均よりも悪く、「今後も早急な改善が難しいと推測される」とされた。
(読売新聞医療サイト「yomiDr.」 2014年9月22日 読売新聞)

 

 

yomidr.yomiuri.co.jp

 

 なかでも地方の産婦人科医の減少は顕著であり

 

この問題は深刻な医療崩壊を招くのではと危惧されています。

 

なぜ産婦人科医は減少しているのか

 1出生率の低下

若手医師にとって自身がこれから関わる人間(産婦人科の場合は妊婦)が減っていく。

これはあまり喜ばしいことではありません。

そのため需要が一見はなくなっていくと予想する医師の卵もいるようです。

 

2男性はそもそも選択したがらない

医療という観点で見た場合、知的探究心が湧く分野でありまた世の中からも必要とされている分野です。しかしなかなか男性として特に研究対象でもないのに産婦人科を選ぶ医師は少ないのが現状です。

 

3メディアの産婦人科バッシング

福島大野病院事件は皆さんご存知でしょうか?

2004年12月17日帝王切開手術を受けた産婦が死亡したことで、

 

手術を執刀した医師1人が業務上過失致死、医師法違反の容疑で逮捕、翌月に起訴された事件がありました。

 

 

確かに痛ましい事件ではありますが、

 

この事件をマスコミが一斉にバッシングしたことにより産婦人科を目指すことのリスクを考え、あえて産婦人科を選ぶ医師が減ったと言われています。

 

中には産婦人科から別の科に変える医師もいたそうです。

 

 

どの仕事でもそうですが、産婦人科は特に激務でハイリスクであることが挙げられます。

 

仕事と世間の空気を感じ取り

 

割に合わないと思う人も少なくありません。

 

おわりに

この問題では

 

まず世間の空気を換えていく必要があります。

 

犠牲になった方もいますが

 

やはり働き手である医師がいないことには何もできません。

 

医療行為の過誤、隠蔽、手抜きなど、世の中には追求したくなる問題が多数あります。

 

しかし全ての医療において

 

医療とリスクは切り離せない

 

この考えを持ってもらう必要があります。

 

若手医師が目指しやすい状態へ

 

世間の考えを変えていく必要がありますね。